瓦の割れ・欠けは危険?原因・放置リスク・修理費用まで徹底解説
2026/01/22
屋根の上にある瓦が一部割れていたり、かけていたりしても「少しだけだから大丈夫」と思っていませんか?
実はその判断、とても危険かもしれません。
瓦の劣化は、放置すれば雨漏りや建物内部の腐食を招き、修理費用も大きく膨らんでしまう可能性があるのです。
この記事では、瓦が割れる原因から、放置することで生じるリスク、修理の目安や費用感までを詳しく解説していきます。
滋賀県内で瓦屋根のトラブルが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
瓦の割れ・欠けはなぜ起こる?考えられる主な原因とは
瓦屋根は見た目の重厚感や高い耐久性から、長く使い続けられる屋根材として知られています。中には50年以上も持ちこたえるとされる瓦もありますが、決して「割れない・壊れない」わけではありません。
実際には、環境条件や外的要因、あるいは経年変化によって割れや欠けが起こることがあります。ここでは、瓦が破損しやすい代表的な原因について詳しく見ていきましょう。
経年劣化と自然環境によるダメージ
どんなに頑丈な瓦であっても、年数を経るごとに少しずつ劣化は進行していきます。とくに日本のように四季があり、気温や湿度の変化が大きい地域では、瓦の表面に小さな亀裂(ヘアクラック)が入りやすくなります。
紫外線による表面の乾燥、長雨や湿気による水分吸収、冬季の凍結と融解の繰り返しなどが複合的に作用すると、瓦の素材自体が脆くなってしまうのです。これが「ある日突然割れる」原因となることもあります。
また、長年にわたり風雨を受けてきた瓦は、表面の釉薬が剥がれたり、内側に微細なヒビが入っていたりと、見た目では分からない損傷を抱えていることも少なくありません。
強風や落下物、積雪などによる衝撃
瓦が割れてしまう原因として非常に多いのが、突発的な物理的ダメージです。たとえば台風時に飛んできた看板や枝、強風で倒れたアンテナなどが屋根に直撃し、瓦が割れるといったケースは毎年のように報告されています。
また、冬場の積雪によって屋根に強い荷重がかかることで、瓦がひび割れてしまうこともあります。さらに、雪下ろし作業中に道具が当たってしまったり、足を滑らせて瓦を踏んでしまったりといった「人的要因」による破損も、実は少なくないのです。
このような突発的な衝撃により、たとえ1枚の瓦が欠けただけでも、そこから雨水が浸入して雨漏りの原因になることもあるため注意が必要です。
地震や繰り返しの揺れによるズレ・割れ
日本では避けて通れない自然災害、それが地震です。大きな揺れが一度あれば、瓦がズレたり落下することは容易に想像できるでしょう。
しかし実際には、小さな地震が何度も繰り返されることで、瓦の位置が少しずつズレ、そのズレがきっかけで割れてしまうケースも非常に多いのです。
とくに築年数が経過している瓦屋根の場合、固定している銅線や漆喰が劣化しており、地震の揺れに耐えきれずズレやすくなっています。最初は気づかないような軽微なずれでも、そこに風雨が重なることで、じわじわと大きな破損へとつながっていくわけです。
瓦の割れを放置するリスクとは?
瓦の割れや欠けは、一見すると「たった1枚の不具合」や「少し欠けただけの見た目の問題」に思えるかもしれません。しかし、それをそのままにしてしまうと、やがては家全体に影響を及ぼす深刻なトラブルへと発展してしまうのです。
とくに滋賀県のように雨の多い地域では、瓦の破損をきっかけにして雨水が建物内部へ侵入しやすくなるため、早めの対応が欠かせません。
雨漏りの原因に直結し、内部の構造材が劣化していく
瓦が割れてしまうと、その部分には本来あるはずの「水を流す仕組み」がなくなってしまいます。そこから入り込んだ雨水は、防水シート(ルーフィング)を直撃し、やがてはその下にある野地板や垂木(たるき)といった構造材にまで水分が染み込んでしまうのです。
こうして徐々に湿気が蓄積されていくと、木部が腐食したり、屋根下地の耐久性が著しく低下してしまったりすることになります。最初は目に見える被害がなくても、内部では確実に劣化が進行しているというわけです。
最終的には、天井や壁に雨染みが現れたり、クロスが剥がれてしまったりと、内装の被害へとつながる可能性も高まります。見えないところで雨漏りが始まってしまうと、修理にかかる費用も大きくなってしまうため注意が必要です。
シロアリやカビの被害を引き寄せる環境になりやすい
屋根からの浸水が続くと、建物内部の湿度が慢性的に高くなります。湿った木材は、シロアリにとって非常に好ましい環境です。瓦の割れが引き金となり、シロアリが発生して柱や梁にまで被害が広がってしまうケースもあります。
さらに、湿気の多い状態はカビの繁殖にもつながります。天井裏や壁内でカビが広がると、建物の資産価値を下げるだけでなく、アレルギーやぜんそくなど健康被害のリスクも出てきてしまうのです。
とくに小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、住環境への影響も無視できません。
落下事故の危険性も。固定力が低下すると二次被害のもとに
瓦が割れてしまうと、その周囲の固定力が弱まり、強風や地震の揺れなどをきっかけにズレたり落ちたりするリスクが高まります。もし高所から瓦が落下すれば、歩行中の人や駐車中の車などに直撃するおそれもあるのです。
実際に、瓦の落下による物損事故や人的被害の報告もあるため、「まだ大丈夫」と油断して放置するのは大変危険です。こうした事故が起きた場合、所有者の責任が問われるケースもあります。
住まいを守るためだけでなく、まわりの安全を守る意味でも、瓦の割れや欠けは早めの補修が大切なのです。
割れた瓦のチェックポイントと見つけ方
瓦の割れは、屋根の上に登らないと見えにくいことが多いため、発見が遅れがちです。しかし、地上からでも気づけるポイントがあります。以下のようなサインがないか、ぜひチェックしてみてください。
地上からの目視チェック
家の周囲を歩いて、屋根の一部に歪みや波打ちがないかを見てみましょう。特に、屋根の端や谷部分などは割れが発生しやすいポイントです。瓦の色ムラや不自然な凹みがあれば、何らかの破損の可能性があります。
雨の日・雨上がりの室内確認
室内に湿気やカビ臭がこもる、天井にうっすらとしたシミが出てきたといった症状は、雨漏りの初期サインかもしれません。特に天井角や壁際は見落としやすいため、定期的に見回す習慣をつけておくと安心です。
瓦の破片の落下
庭やベランダ、雨樋などに瓦のかけらが落ちていた場合、それは屋根の破損を示す明確なサインです。無理に屋根に登るのではなく、すぐに専門業者に点検を依頼しましょう。
修理はどの程度で済む?費用感と工事内容の目安
瓦の割れが確認された場合、「一体いくらかかるのか?」と不安になりますよね。実際の修理費用は、破損の程度や範囲によって異なります。ここでは、一般的な工事とその相場を紹介します。
瓦の差し替え(1〜2枚程度)
軽微な破損であれば、瓦の差し替えで対応可能です。既存の瓦に近いものを選び、差し替えるだけの工事で済むため、費用は1万円〜3万円程度で収まることが多いでしょう。
数十枚単位での交換や部分補修
台風被害や老朽化によって、広い範囲にわたって瓦が割れている場合は、部分的に葺き直す工事が必要になります。この場合、10万円〜30万円ほどを見込んでおくと安心です。
全面葺き替えが必要なケース
屋根全体が劣化し、瓦の耐用年数を超えているような場合は、下地の防水層や野地板ごと交換する「葺き替え工事」が必要になることもあります。費用は100万円以上になるケースもあり、屋根の材質や面積によって大きく変動します。
修理までの流れと注意点
瓦の割れや欠けを発見したとき、「まず何をすればいいのか」「どんな業者に頼めば安心か」など、戸惑う方も多いかもしれません。ここでは、修理までの基本的な流れと注意点を解説します。
1. 現地調査の依頼
まずは、信頼できる屋根修理の専門業者に連絡し、現地調査を依頼します。調査は無料で対応してくれる業者も多く、写真付きの報告書で屋根の状態を丁寧に説明してくれるかが信頼性の判断ポイントです。
2. 見積もりの確認と比較
調査の結果をもとに、必要な修理内容と見積もりが提示されます。できれば、他の業者の見積もりと比較して、工事範囲や費用の妥当性を確認しましょう。見積書の中に「何が含まれていて、何が含まれていないか」を丁寧に説明してくれる業者は安心感があります。
3. 工事の実施と完了報告
契約後、天候や日程を調整して工事を進めます。工事が完了したあとは、施工前後の写真や報告書で結果を確認できるとより安心です。工事保証があるかどうかも、契約前に確認しておきたいポイントです。
瓦の破損を予防するには?
瓦の割れや欠けを未然に防ぐには、日常的な意識と定期点検が欠かせません。以下のような習慣を持つことで、屋根の寿命を延ばすことができます。
定期点検を習慣化する
築10年を超えたあたりから、少なくとも5年に1度は専門業者による屋根点検を受けておくのが理想です。屋根の上は自分では見えないため、プロの目によるチェックが安心につながります。
台風や地震の後は早めに確認
強風や地震など、大きな揺れや衝撃を受けた後は、瓦がずれていたり、破損していることがあります。被害が軽いうちに対応すれば、工事費も抑えられます。
雨樋の掃除や木の枝の伐採も効果的
屋根の近くに伸びた枝が瓦にぶつかったり、雨樋に詰まった落ち葉が排水を妨げたりすると、瓦に余計な負荷がかかります。屋根周りの環境を整えることも、瓦の破損予防につながります。
まとめ
瓦の割れや欠けは、小さなひとつの破損でも、雨漏りや下地の腐食といった深刻な被害へとつながる可能性があります。
特に、築年数が経過している住宅や、台風・地震などの影響を受けたあとには、目に見えない破損が起きていることもあるのです。
早期に発見できれば、補修費用も数万円で済むことが多く、家全体の寿命を守ることにもつながります。
滋賀県で瓦屋根の点検や補修をお考えの方は、地域密着で対応している「一級建築板金技能士METALISE」までご相談ください。
点検・見積もりは無料ですので、「もしかして」と思ったら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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