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屋根の豆知識

雨漏りを繰り返す家の特徴とは?原因と対策を解説

2025/09/22

滋賀県のように四季がはっきりし、梅雨や台風、積雪のある地域では、住宅の屋根や外壁に対して想像以上の負担がかかっています。

「一度修理してもまた雨漏りしてしまう」「毎年同じ場所から水が垂れてくる」このように雨漏りを何度も繰り返す家には、共通した原因や構造的な問題が潜んでいるケースが少なくありません。

本記事では、雨漏りを繰り返す家の特徴や見逃されがちな原因、効果的な対策方法をわかりやすく解説します。滋賀県内で雨漏り修理をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

滋賀県の気候が雨漏りに与える影響

滋賀県は琵琶湖を中心に盆地地形が広がり、夏は高温多湿・冬は積雪が多いという特徴的な気候にあります。年間降水日数は120日以上で、梅雨(6〜7月)や秋雨(9〜10月)、さらには台風シーズンも含めると、住宅の屋根や外壁は常に水分との戦いにさらされています。

また、冬季には気温が氷点下になる地域もあり、凍結と融解の繰り返しによって屋根材の劣化やひび割れが進行。結果として、わずかな隙間から水が浸入するリスクが高まります。

このような気候特性の中では、軽度の屋根トラブルでも早期対応しなければ雨漏りへ発展してしまうことが少なくありません。

雨漏りを繰り返す家の特徴とは?

一度発生した雨漏りが、数ヶ月後や数年後に再発してしまう——そんなご相談は滋賀県内でも少なくありません。これは単なる偶然ではなく、住宅の構造やメンテナンス状況、施工内容に根本的な課題があるサインです。

雨漏りが再発する最大の理由は、初期対応の不備と根本原因の見落としにあります。表面的な補修だけでは水の通り道を断ち切ることはできず、内部の劣化がじわじわと進行してしまうのです。

以下では、雨漏りが繰り返されやすい住宅に共通する特徴を詳しく見ていきましょう。

築20年以上で定期メンテナンスをしていない

築20年を超える住宅では、たとえ見た目がきれいでも屋根の内部は少しずつ劣化が進んでいる可能性があります。

特に以下のような屋根材・構造では注意が必要です。

スレート屋根:表面塗膜の劣化により防水性が低下。雨水が屋根材を通過して下地に浸透しやすくなる。

和瓦屋根:瓦自体は長寿命でも、下に敷かれたルーフィングや土台の防水処理が劣化しているケースが多い。

金属屋根(トタン・ガルバリウムなど):サビや固定釘の緩み、シーリングの劣化が原因で水が浸入することがある。

長年メンテナンスを怠っていると、小さなひび割れや隙間から水が入り込み、構造体や断熱材を濡らす「隠れ雨漏り」が起きてしまいます。

外壁と屋根の取り合い部分が多い住宅形状

複雑な住宅形状は、見た目やデザイン性には優れますが、そのぶん「雨仕舞」が難しくなる傾向があります。

・切妻屋根+下屋+バルコニー
・屋根の多段構成(谷部が多い)
・凹凸の多い立体的な建築構造
・増築による異なる屋根勾配の接続

このような住宅では、雨水が一点に集中する「谷樋」や「屋根と壁の取り合い」など、水の通り道が複雑になりやすく、防水処理が少しでも甘いとそこから水が浸入してしまいます。

とくに滋賀県のように年間降水日数が多く、雪解け水も加わる地域では、雨仕舞の設計ミスや劣化によって雨漏りが起きやすくなります。

増改築やリフォームの履歴がある

以下のようなリフォーム・改修を行った住宅では、雨漏りリスクが高まる傾向があります。

・2階部分を増築した
・サンルームやベランダを後付けした
・屋根・外壁を部分的にリフォームした
・太陽光パネルを後から設置した

建築時の設計と異なる箇所に新しい屋根や構造が加わることで、既存部分との接合部に負荷がかかりやすくなり、継ぎ目や段差に生じた隙間から水が入り込むことがあります。

また、見えない内部での断熱材やルーフィングの干渉、雨仕舞設計の不備が原因で、数年後に不具合が表面化することも珍しくありません。

過去に修理歴はあるが、工事の質に問題があった

もっとも多い再発パターンのひとつが、応急処置的な修理に頼ってしまったケースです。

・訪問営業の業者に言われるがままに契約した
・明らかに相場より安すぎる業者に依頼した
・写真や診断書の提示がないまま施工が行われた
・保証内容がなく、トラブル後も対応してもらえなかった

これらの工事では、雨漏りの根本原因が解決されないまま、一時的に症状を“隠す”だけの処置になっていることが多く、数ヶ月〜数年後に再び同じ場所から雨漏りしてしまうという悪循環に陥ります。

また、見積書に「一式」としか書かれておらず、施工範囲や材料の詳細が曖昧なケースも注意が必要です。こうした業者による修理は、長期的に見れば余計な出費とリスクを増やす結果になります。

繰り返す雨漏りの対策方法【原因別】

雨漏りを再発させないためには、原因に応じた最適な修理方法を選ぶことが不可欠です。応急処置だけでは一時的に症状が収まっても、根本原因が残っていればすぐに再発してしまいます。

ここでは、繰り返す雨漏りに対して有効な対策を、原因別に整理して解説します。

経年劣化による雨漏り

屋根材やルーフィング(防水シート)は、一般的に15〜30年程度の耐用年数があります。築20年以上の住宅で雨漏りが発生した場合は、屋根材だけでなく下地や防水層自体が劣化している可能性が高く、部分補修では根本解決が難しい場合があります。

【対策】

カバー工法:既存屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法。既存の屋根を撤去せず工期も短縮できる。

葺き替え工事:古い屋根材と防水層をすべて撤去し、下地から新しい屋根を施工する方法。耐久性を根本から回復できる。

いずれの方法を選ぶかは、現地調査による下地の状態次第です。プロによる判断が重要になります。

コーキングや板金の破損

屋根と外壁の接合部、板金の継ぎ目、窓回りなどにはシーリング(コーキング)材が使われていますが、この部分は10年前後で硬化・劣化し、ひび割れや剥がれが起きやすくなります。

また、棟板金や谷板金などの金属部も、釘の浮きや留め具の緩みが生じると、そこから雨水が入り込むリスクが高まります。

【対策】

・コーキングの打ち替え(古い材を除去して新たに施工)
・板金部の再固定、釘の打ち直し、防水処理の強化

部分補修で対応可能なケースが多いため、早期発見・早期修理がコスト抑制にも繋がります。

雨仕舞設計の不備

「雨仕舞(あまじまい)」とは、建物に雨水が浸入しないようにするための設計処理のことです。特に増築やDIY施工を行った住宅では、雨仕舞の処理が甘く、ルーフィングの重ね方・板金の折り返し・排水経路の確保などに問題がある場合があります。

こうした設計・施工ミスは、時間とともに徐々に劣化し、雨漏りとして顕在化することがあります。

【対策】

・谷部や取り合い部分の板金加工のやり直し
・ルーフィングの再施工、勾配調整
・雨水排出経路の見直し・改善

とくに構造が複雑な住宅は、建築板金技能士など専門的知識を持つ職人による処理が不可欠です。

施工ミス・手抜き工事

雨漏りが修理後すぐに再発した場合、施工不良の可能性が極めて高いと考えられます。

・下地処理が不十分
・使用材料の選定ミス
・雨天施工などによる不具合
・保証なし・アフターフォローなし

こうした業者による工事は、短期間で同じトラブルを繰り返す原因となり、結果的に余計な出費につながることも。

【対策】

・第三者による雨漏り診断を受ける
・信頼できる業者による是正工事を依頼する
・施工写真や保証内容の提示を求める

雨漏り再発を防ぐための予防メンテナンス

繰り返す雨漏りを防ぐ最善策は、雨漏りが起きる前の段階で「予防」することです。被害が出てからの対応では、費用も時間もかかります。定期的な点検と適切なメンテナンスで、長く安心して暮らせる住まいを維持しましょう。

年1回の屋根・外壁チェックを習慣化する

定期的な点検により、以下のような初期劣化サインを早期に発見できます:

・棟板金の浮き・釘の抜け
・瓦のズレ・割れ
・スレートのひび割れや色あせ
・コーキングのひび・硬化・剥がれ
・外壁との取り合い部分のシーリングの劣化

※METALISEでは、ドローン調査や赤外線カメラを用いた精密な点検にも対応しています。

有資格者による診断を受ける

雨漏りは「見えない部分」で起こっていることが多いため、経験と知識のあるプロによる診断が重要です。

建築板金技能士:屋根の構造や板金処理に精通
雨漏り診断士:水の流れ方や原因の特定に強み

資格を持つ職人による点検・提案は、信頼性が高く、再発防止に直結する有効な手段です。

「予防修理」の意識を持つ

雨漏りが起こってからではなく、「起こる前に対策する」意識がとても大切です。

・クラックや隙間の早期補修
・劣化した板金の交換
・再塗装による防水性の回復

大きな修繕になる前に小さく抑える。この積み重ねが、長期的に見て最も経済的かつ安心な方法です。

修理はプロに任せるべき理由

DIYや知識の浅い業者による修理は、一時的に症状が止まったように見えても、数ヶ月後に再発するリスクが高いです。雨漏りは「見える部分」だけでなく、「内部にまで水が入り込んでいるかどうか」を立体的に診断する技術と経験が必要です。

METALISEでは、一級建築板金技能士の資格を持つ職人が調査・施工を行っており、表面的な修理にとどまらない、根本改善を目指した施工を重視しています。

まとめ

雨漏りを繰り返す家には、共通する「構造的な問題」や「施工上の盲点」が存在します。表面だけを直しても、根本原因が残っていれば再発するのは時間の問題です。

滋賀県のように、雨・雪・風が強い地域では、屋根や外壁への負荷も大きいため、定期的な点検と正確な診断、そして信頼できる業者による施工が重要です。

「また雨漏りが起きるかも」と不安を感じている方は、ぜひ一級建築板金技能士METALISEまでご相談ください。再発しないための最適なプランをご提案いたします。

Works

施工実績

METALISEは、滋賀県大津市を中心に各種屋根工事をご提供しています。このたびはご依頼いただきありがとうございました。

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