滋賀県草津市にて屋根修理・カバー工法〈かわらUから立平葺きへの工事〉
2025/02/20


お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
一度カバー工法を行なった屋根の修理依頼を賜りました。
元々のスレート屋根の上からカバー工法でかわらUを葺いている状態でしたが、劣化が気になるとの理由から修理をご希望されました。
あまりコストをかけたくないとのご要望もございましたので、カバーを捲って再度カバー工法をご提案致しました。
施工前
現場は滋賀県草津市の築40年になる戸建です。
施工前はかわらUの屋根でした。
かわらUとは、1970年から積水化学工業によって販売された、瓦の形を模したスレート屋根材です。
従来の瓦よりも軽量なことから、カバー工法に使われる屋根材として一世を風靡しました。
アスベストを含有している、劣化が早いなどの問題が浮上し、現在は販売が終了している屋根材です。
すでにカバーの施工をしている屋根なので、その上から更にカバーをすることはできません。
かわらUを捲って、下にあるスレート屋根の状態に戻した上で、新たにカバー工法を行っていきます。
参考サイト▷塗装不可の屋根材「セキスイかわらU」とは?メンテナンス方法もご紹介
施工中
かわらUを捲った状態での強度は問題なかったので、ここからカバー工法を進めていきます。
ルーフィング
ルーフィングを貼り防水性を高めていきます。
今回使用したのはTAJIMAのPカラーEX+改質アスファルトルーフィング下葺き材です。
改質アスファルトルーフィングは、アスファルトに混合樹脂やゴムなどの混ぜた物を不織布や紙に染み込ませた防水紙で、屋根材の下に敷くことで屋根の防水性を向上させてくれるのです。
20年以上の耐久性を持ちます。
ガルバリウム鋼板
ルーフィングが設置出来たら立平葺きでガルバリウム鋼板を設置していきます。
屋根のてっぺんから軒にかけて1枚の板金を縦につなげているので、雨がスムーズに軒まで流れてくれるので屋根の下に水が浸入しにくい構造になっています。
棟板金もしっかり取り付けました。
参考サイト▷立平葺きってどんな工法?雨漏りや地震の心配をなくしたい方必見
施工後
こちらが施工後の様子です。
グレーのマットな光沢で、美観を取り戻しました。
立平葺きにしたことで雨の侵入を抑制し、建物全体の耐久性の向上にも繋がります。
お客様にも感謝のお言葉を頂戴しました。
担当社から
この度はMETALISE(メタライズ)にご依頼を賜り、誠にありがとうございます。
かわらUは一時期流行した大ヒット屋根材でしたので、関連するご相談も時々頂戴しております。
一度カバー工法をしてしまったからと言って、二度と施工不可という訳でありませんでので、一度METALISEにご相談ください。
コスト面も含めご提案させていただきますので、最適解をお客様と一緒に探して参ります。
▷滋賀県草津市にて屋根修理〈築15年戸建てスーパーガルテクトへのカバー工法〉
▷滋賀県草津市にて行った屋根修理〈築30年戸建てのカバー工事〉
現場住所 | 滋賀県草津市 |
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施工内容 | ガルバリウム鋼板をカバー工法にて施工 |
施工箇所詳細 | カバー工法で設置されていた既存のかわらUを撤去し、新たにガルバリウム鋼板をカバー工法で設置 |
施工期間 | 3日 |
使用材 | ガルバリウム鋼板〈立平葺き〉 |
工事金額 | 改質アスファルトルーフィング下葺き材 TAJIMA PカラーEX+ |