滋賀県野洲市にて雨樋交換工事〈雹被害による火災保険適用の工事〉
2025/03/05
お客様のお困りごと・ご依頼のきっかけ
雹によって穴が開いてしまった樋の交換依頼を賜りました。
お客様は保険が摘要できる範囲での修理をご希望だったため、被害に遭った軒樋と、そこに繋がる竪樋（たてどい）も交換しました。
施工前
滋賀県野洲市の戸建てが今回の現場です。
２階の屋根の樋の底のや側面部分に雹によってできた穴が開いているのが分かります。
現場の樋は塩化ビニール製です。
多少の汚れはあるものの、さほど劣化しているようではないので、強度もしっかりしている状態でも雹が貫通してしまったようです。
余談にはなりますが、樋の破損が招く建物への悪影響は侮れません。
樋の役割は、雨水を適切な箇所へ排水させることです。
それが途中で溢れたり、漏れたりしたら、意図しない外壁や屋根を伝って流れ落ちて汚れやカビを誘発し、最悪の場合躯体の腐食にまで発展する事もあるのです。
樋の雨水の流れに違和感があったり、軒下の地面に水滴による異様な窪みが出来ている場合は要注意！
直ぐに屋根屋に相談しましょう。
参考サイト▷雹が屋根や雨樋に与える影響は？修理するなら火災保険を申請するべき
施工中
足場を設置してから交換作業を行います。
外壁や軒に設置してある金具から、樋を外し、金具も撤去していきます。
金具を取り外した穴は、雨水が入り込まないようにコーキングで埋めてしまいます。
竪樋や呼び樋も同様です。
外壁や屋根にキズが付かないように丁寧に作業します。
既存の樋を外したら、次は新しい樋の設置です。
既存の物と全く同じ商品は廃盤になってしまったとの事で、Panasonic製の同型で近似色の樋になりました。
まずは軒樋を固定する金具を取り付けてから、樋を設置していきます。
その後、竪樋も金具の取り付け後に、樋を設置します。
微妙な角度の変化で水の流れが変わってしまうので、金具の取り付け位置を決める際は特に慎重に作業をします。
施工後
樋の設置が完了しました。
色味も以前使用していたものと似ているので、違和感なく建物との調和が取れています。
これで雨が降っても適切に排水が行えます。
工事担当者から
今回は雹被害による樋の破損だったので、保険が摘要されました。
樋の破損は、すぐに建物に深刻な被害をもたらさないのでつい、「そのうち直そう」と後手後手になってしまいがちです。
放置しても自然に改善されることはないので、早め早めの修理が肝心です！
前述のように、意図しない部分に水の流れができてしまったり、軒下にへんな水たまりが増えると屋内の湿気にも影響が出て、腐食を誘発する事もあるのです。
先人たちが築いてきた建材にはそれぞれ役割があり、設置には意味があります。
屋根や、その周辺の破損、不具合はメタライズに迷わずご相談ください！
| 現場住所 | 滋賀県野洲市 |
|---|---|
| 施工内容 | 雨樋の交換 |
| 施工箇所詳細 | 塩化ビニル製の雨樋が雹被害で穴が開いてしまった |
| 施工期間 | 1日 |
| 使用材 | Panasonic 角形状たてとい |
